結論サマリー
- クーポンは4つの型があり、型が決まれば誰が払うか・精算がいるか・他のクーポンと一緒に使えるかが自動で決まる。
- 1回の注文で使えるクーポンは最大3本(カート枠・商品枠・配送枠に1本ずつ)。①と④は同じカート枠のため同時に使えない。
- 出店企業が負担するクーポンだけ精算が必要。集計は自動、PVへの最終入力だけ長縄さんが手動で行う。
14つの型
①全体セール
運営 or 按分
誰が出す運営
対象全商品
使うきっかけキャンペーン
②企業申請
企業が払う
誰が出す企業の申請→運営が発行
対象自社・自社商品限定
型値引き型/送料無料型
使うきっかけ企業からの申請
③運営限定
運営が払う
誰が出す運営
対象企業・商品限定
使うきっかけ企画
④行動トリガー
運営が払う
誰が出す運営
対象全商品
使うきっかけレビュー投稿・登録等
同じ枠・同じ商品への重複は避ける(DEC-0218)
②(値引き型)と③は商品枠が同じなので同時に立てない。①と④はカート枠が同じなので、どちらか1本しか使えない(2章)。
🔴 ①と②(値引き型)は技術的には枠が違うため併用できるが、同じ商品に両方効くと値引きが深くなりすぎる(例:①10%+②10%→実質約19%オフ)。①を発行するたびに、稼働中の②の対象商品を除外する運用とする。
②の送料無料型は配送枠を使うため、この制約の対象外(商品代金に触れないので重複しない)。
21回の注文で使えるのは最大3本
クーポンは商品枠・カート枠・配送枠の3つの枠に分かれ、各枠1本まで同時に使える。同じ枠のクーポン同士は一緒に使えない。
商品枠
②企業申請(値引き型)
③運営限定
↑どちらか1本
つまり
(①か④のどちらか)+(②値引き型か③のどちらか)+(②送料無料型)の最大3本まで同時適用できる。各クーポンで「他と一緒に使ってよい」設定を個別にオンにする必要がある(自動では効かない)。
配送枠は「出店企業負担の送料無料」に使う(DEC-0219)
2026-08-05の実機テストで確認:送料無料クーポンを使っても、PVは出店企業に送料を満額計上する(実測:SALES ¥7,700/COMMS ¥1,155/PAYOUT ¥7,545=送料¥1,000満額込み)。
これを出店企業自身の販促費として使うのが②の送料無料型。精算で送料相当額を差し引けば成立する(4章)。当社のコストはゼロのまま、出店企業の打ち手が増える。
なお運営負担での送料無料(常設ライン等)は引き続き見送り中(DEC-0129。当社のCAC負担が大きいため)。④を配送枠に移す案も同じ理由で保留。
3具体例
例1|浜勘さんのカニに③運営限定10%オフを出す
- 運営が「カニ10%オフ」コードを発行(対象=浜勘のカニのみ)
- お客様がコードを使って購入
- 負担は運営100% → 精算は発生しない
例2|浜勘さんが自社商品に②企業申請クーポン(値引き型)を出す
- 浜勘が運営に「自社商品10%オフ」を申請
- 運営がコードを発行(浜勘の商品専用コード)
- お客様がコードを使って購入
- 負担は浜勘100% → 月次精算で自動集計→長縄さんがPVへ転記
例3|浜勘さんが②企業申請クーポン(送料無料型)を出す
- 浜勘が運営に「自社商品の送料無料」を申請
- 運営がコードを発行(浜勘の商品専用・配送枠)
- お客様がコードを使って購入(送料¥1,000→¥0)
- 負担は浜勘100% → 月次精算で送料満額¥1,000をPAYOUTから差し引く(按分計算は不要)
4精算はどう回るか
調整額の正しい式
◆商品の値引き(①②値引き型③)(DEC-0217・一般化=DEC-0218)
当社の取り分は「値引き後の商品代金」の15%(例:¥1,000の商品を10%オフ・出店企業100%負担→値引き後¥900→手数料¥135・出店企業¥765)。PVの自動計算は値引きを考慮した式(COMMS=商品代金×15%−値引き額)になっているため、値引き額をそのまま1回差し引くだけでは出店企業の負担がゼロになってしまう。正しい調整額=値引き額×[1+f×0.85](f=出店企業の負担割合。セール系=f=1で値引き額×1.85)。f=0(獲得系)は調整額を立てない(出店企業への軽い上振れを許容)。
◆送料無料(②送料無料型)(DEC-0219)
調整額=送料満額。係数計算は不要。当社は送料から手数料を取っていないため、按分の概念がそもそも無い。
なぜ最後だけ手動か
PuppetVendorsに調整額を書き込むAPIが存在しないため。計算・突合・検算は自動化できるが、画面への入力だけは人が転記する。対象はセール系・按分系のみで月数行〜十数行程度。
5おまけ同梱(クーポンとは別の仕組み)
「特定クーポン使用者にだけ無料の同梱物を付ける」施策。割引ではなく現物の同梱なので、4章の精算とは無関係。
注意
このタグは全出店企業から見える設定。社内専用のメモを注文タグとして作らない。
6クーポン発行時の必須チェック
- 出店企業商品の割引率は10%まで(手数料15%が壁。それ以上は売るほど赤字)
- 4つの縛り:①お一人1回 ②総利用回数の上限 ③期限 ④対象商品を明示
- ②企業申請コードは企業ごとに別コード(1本のコードを複数社にまたがらせない)
- ①発行時は、稼働中の②値引き型の対象商品を除外する(値引きの重複を防ぐ・DEC-0218。送料無料型は対象外)
- ②送料無料型は送料の全額が出店企業の負担になることを事前に伝えて合意を取る
- 企業負担にする場合は事前合意必須・支払明細に独立行で明記
- 「通常価格◯◯円→」の二重価格表示は書かない(景表法リスク)
8用語集
- PV(PuppetVendors)
- 出店企業ごとに売上・注文・精算を管理するアプリ
- Payout Adjustments
- PVの精算金額を手動で調整する機能。画面操作のみで自動化不可
- 注文タグ
- 1件の注文に付けるラベル。おまけ同梱の目印に使う
- 商品枠・カート枠
- Shopifyのクーポン分類(正式名はPRODUCT/ORDERクラス)。各枠1本まで同時に使える。ほかに配送枠(SHIPPING)があるが送料無料クーポン禁止のため現状未使用
9出典・関連記録
- 決定:DEC-0128/0129/0131/0136/0137/0142/0144/0145/0165/0166/0214/0215/0216
- 詳細背景(割引率10%の算定根拠・稼働中コード一覧):
20_めっけMON/00_今使う/作業記録/20260727_クーポン基本方針_v1.html
- おまけ同梱の実装手順:
20_めっけMON/80_検討資料/20260805_クーポン連動おまけ同梱_注文タグ方式_実装ガイド_v1.html
- 精算の自動集計:Shopify Admin GraphQL(LineItem.vendor/discountAllocations/DiscountCodeApplication.code)で技術検証済み(2026-08-05)
- 本資料のルール:
00_運営ルール/仕組み説明資料ルール.md(DEC-0214)